【完全ガイド】看板広告の種類と費用相場!集客効果を高める選び方と注意点

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お店の新規・リニューアルオープン、イベントの告知や集客、企業の認知度アップやブランディング戦略などなど... ビジネスには日々様々な理由や目的で情報を伝える必要性が生じるものです。そのために用いられる方法も媒体も本当に多種多様、どれを選べば良いのか迷ってしまいますね。

大企業では広告宣伝に多額の費用をかけたり、専従のスタッフを雇って大規模なプロジェクトを実行するなど、企業活動の重点項目として広告宣伝部門にも力を入れて取り組んでいます。しかし多くの会社や店舗では広告宣伝に配分できるリソースは限られていますよね? ではお金と人手をかけなければ効果的な広告宣伝はできないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。大事なのは情報を届ける目的と届けたい相手に対して適切な方法を選ぶこと。ここではそのために必要な基本的知識から、今からすぐできる広告宣伝戦略を紹介していきます。

この記事でわかること

  • 看板広告のメリット
  • 1. 看板を導入する目的
  • 2. 看板広告の設置
  • 3. 看板の注文方法
  • 看板の価格相場
  • 様々な看板素材
  • 看板を設置するときの注意点
  • まとめ

看板広告のメリット

広告宣伝戦略として看板を選ぶメリットは何と言ってもその手軽さと様々なケースに合わせて臨機応変に対応可能な柔軟性にあります。

マス広告はイメージの形成や幅広い層への認知度上げるためには非常に強力な宣伝形態ですが、費用が高く効果の検証がしづらいというデメリットがあります。一方で看板広告は比較的低コストで導入できる上に、非常に多種多様な種類があるため、ビジネスの個別条件や導入目的・予算に応じて柔軟に活用できるのが最大の魅力です。

また外部の媒体から広告枠を購入する以外にも、オフィスの建物や自社店舗に設置する形で導入が出来るため、リソースの限られた小規模ビジネスでも気軽に試してみることができます。

広告導入前後の集客数や売上額を比較することで、効果を検証しながら自社にあった方法を試行錯誤していけば、初めての販促戦略も段階的に進めていくことが可能です。

次項からはそんな看板広告の種類や費用相場から活用方法まで、導入目的や導入先の具体例を挙げながら詳しく解説していきたいと思います。

1. 看板を導入する目的

看板広告の導入目的には以下のようなものがあります。

  1. 認知度を高めブランドイメージ醸成する(企業看板)
  2. 商材や取り扱い商品などのお知らせ(店舗看板)
  3. イベントやキャンペーンのお知らせ(イベント看板)

1. 商品や企業の特徴やイメージを広く形成する企業看板

企業看板は新商品の周知や企業ブランド・イメージの形成といった「広告」を目的に設置する看板広告です。より多くのターゲットへ広範囲に渡って一斉に情報を配信できることからよく利用されるマスメディア広告に比べて、低コストで導入ができ、予算が限られた中小規模事業者にも取り入れやすい施策です。

2. 商品などのをお知らせによって具体的な購買を動機付ける店舗看板

店舗看板はターゲット(見込み顧客)へ商品やサービスに関する情報を伝えることで需要を喚起し、購入に至るまでの動機付けを促すことを目的とする宣伝施策です。

購入という具体的な行為に対して数値で目標を設定することができるので、施策の結果や費用対効果を顧客の増加数や売上額といった数字で検証しながら、店舗や会社により適した施策を一歩一歩試していくことが可能です。

3. イベントやキャンペーンなどの細やかな販促にも対応可能なイベント看板

看板広告の場合、数十万円の費用をかけて製作する大掛かりなものだけではなく、数万円から製作可能な簡易なものまで、目的や利用シーンに応じて柔軟な使い方が可能です。

ちょっとしたイベントやキャンペーンの告知からおすすめ商品のPOPまで、工夫次第で販促やプロモーションにも効果的な使い方ができる点が大きなメリットです。

2. 看板広告の設置

看板広告の設置イメージ

看板広告の設置場所ごとに以下のパターンを想定することができます。

  1. 建物の屋上に設置する
  2. 建物の壁面に設置する
  3. 建物の敷地内に設置する
  4. 建物から吊り下げて設置する
  5. 電柱に設置する
  6. その他の設置場所

1. 建物の屋上に設置する

ビルなどの建屋上に設置する看板広告のことを屋上広告といいます。大きな看板板を使用し高所に設置するため、遠くからもよく目立ち多くの人の目に触れることができます。会社名やロゴマークなどシンプルで視覚的なデザインを使って企業イメージを訴えるなど「広告」目的の利用に適した種類の看板です。

一般のオフィスや店舗にも設置することは可能ですが、高所に設置する方が広告形態の特徴が活きるので、広告主を募集しているビルのオーナーや代理店などを通じて、広告効果を見込めるより優位な立地を検討するといいでしょう。

2. 建物の壁面に設置する

建物の壁に取り付けて設置する看板のことを壁面看板と言います。遠くからでも見えるように広い壁面を使って設置する看板のため、なるべくサイズを大きくとって製作されます。壁の面に直接設置するタイプの場合、平板やシート素材など軽い材料を使って作ることが多く、また突出看板や袖看板と言った目立つように壁から飛び出した形態のものもあります。

その他、ガラス面シートを利用して建物の窓に装飾する方法など、建物の広い側面を活用して様々な目的や素材を利用できるのが特徴です。費用の相場としても低価格で導入できるのでお手頃な看板広告と言えるでしょう。

3. 建物の敷地内に設置する

店舗前の入り口などオフィスの敷地内に建物と別個に設置できる看板もあります。道路に面した敷地内の地面に基礎を作って建てる野立看板(建植看板)や、置くだけで設置できるため移動可能なスタンド看板、置き看板などがあります。人や車両が下を通れるようにしたアーチ型看板など、店舗の装飾と広告を一括したユニークな形態の看板も選択肢の一つです。

また敷地内の道路に面した地面にポールを建てて、そこに看板を取り付けるポール看板(ポールサイン)と呼ばれるものもあります。大型で遠くからも目立つのでお店や会社の目印に利用されます。

4. 建物から吊り下げて設置する

デパートなどの商業施設などでよく見られる広告看板です。一般的に布製の生地を利用して製作されることから手軽かつ低コストに導入することができます。そのため頻繁かつ短期間に交換の必要性が生じるイベントやキャンペーンの告知に適しており、逆に長期の設置や使用には不向きです。

大型の垂幕看板以外にも、バナー看板(バナーフラップ)やのれん、タペストリーなど小型タイプのものがあり、店名などの文字情報の他、おすすめ商品やサービス内容のイメージを乗せて補足的なPRに使うなど小回りのきく使い方ができます。
屋外で利用する場合、風で飛ばされたり破損したりしないように風穴を開けるなど、注意して運用する必要があります。

5. 電柱に設置する

電柱に巻き付ける形で設置する看板広告です。突出看板のように電柱に掛けて設置するタイプのものもあります。看板下部に電柱所在地の町名が入るので店舗への誘導案内などに便利です。定期的に取り替えてもらえる管理費用込みで1個口から設置できるので、低予算でも利用を検討できる看板広告です。

6. その他の設置場所

お店の入り口上に設置するタイプのもので代表的な看板広告にパラペット看板(ファザード)やテント看板などがあります。建物入り口の上部に掲げる形のものは欄間看板とも呼ばれ、屋号を乗せた店舗の顔として利用されます。

建物正面に会社や店舗の顔として設置されるタイプの看板は、そのデザインや装飾性・建物の雰囲気や会社・店舗のイメージなどを総合的に勘案して形態や素材を選ぶことをお勧めします。例えば入り口の上部に店名や社名を配した木彫り看板を置くことで、木材が持つ温かみや素朴さ、人工物にはないオリジナリティー、落ち着いた格式の高さなどを演出することができます。

スチールやアルミなどの金属板を使い立体的な形を作るチャネル文字も、欄間看板として利用するのに適した方法で、建物正面上部に店名や屋号を表現したものを設置すれば、そのインパクトにより正面看板として十分に機能させることができます。裏にLEDライトを仕込んで光らせたり、スポットライト照明を当てて陰影を作り出すなど、文字の立体的構造を利用した演出も豊富で、耐久性にも優れています。

入り口から覆うように被さるテント看板は、店頭に華やぎをもたらし店舗のイメージアップに繋がるといった装飾的なメリットの他、オープンスペースを造出するなど、実用的な利点を兼ね備えた一挙両得な施策。日よけや雨宿りを切っ掛けに立ち寄った通行客へ、店内への興味や意識を促す効果も期待できます。

3. 看板の注文方法

看板広告を導入する方法は以下のようなものがあります。

  1. 地元の専門業者に製作と設置施工を依頼する
  2. Webなどの通販を利用して製作した看板を自社で設置する
  3. 看板レンタル業者を利用する

1. 地元の専門業者に製作と設置施工を依頼する

電話帳やWebなどで地元の看板施工業者を調べ依頼する方法です。製作だけでなく看板の企画やデザインから役所関係への申請手続き、設置施工まで一貫して請け負ってくれもらいたい場合には、この方法をおすすめします。
看板を導入後の張り替え・入れ替えなど運用上の細かな相談にも頼りやすいので、長期に利用する屋外看板を設置するケースや、初めて本格的な看板広告を導入する場合などは、専門業者を利用する方が安心です。

また業者の得意分野によって発注する看板の種類や工程を使い分ければ、コストを抑えながらより満足感の高い成果を得ることが出来るでしょう。例えばデザイン・製作・設置施工管理を別々の会社に発注するケースなどが考えられます。

製作する看板も種類によってその業者が得意としている分野があります。屋上広告や大型の野建看板を得意とする業者、ネオン看板や特殊な素材を用いた看板製作実績が豊富な業者、スタンド看板など比較的簡易で低価格の看板製作に強みのある業者など、その会社が一番売りにしている商材は特に大きくPRされているはずです。
HPやパンフレットなどを参考に、看板の種類や使用する素材によってどの専門業者が良いか、ぜひ検討してみて下さい。

2. Webなどの通販を利用して製作した看板を自社で設置する

看板の製作注文をWeb上のショップで受け付けている業者もあります。既製品やショップが用意しているデザインパターンから選べる手軽な看板だけでなく、最近ではオーダーメイド注文までWeb上のやりとりで依頼できるショップも出てきました。

Webなどを利用した通販の場合、複数のショップを手軽に比較検討できるので、導入を考えている看板の価格相場やイメージなどをチェックする目的で利用するのも良いでしょう。
ショップによって受け付け可能な注文も、看板の製作請負のみや、希望すれば設置や施工まで引き受けてくれる場合など提供するサービスも様々なので、事前に自社の希望条件を明確にしておくとショップの選定や発注作業をスムーズに進めることが可能です。

3. 看板レンタル業者を利用する

一般的な案内看板やスタンド看板であれば、レンタルも視野に入れて検討してみては如何でしょうか。イベントやキャンペーンで短期的に利用する場合や一時的な利用の場合は、自社で製作するよりもずっとお得に導入することができます。ブランドアピールに利用する重要な看板広告と合わせて活用すれば、「広告」「販促」「PR」と異なる目的を組み合わせた包括的な宣伝戦略を、低コストで実現することも可能です。

看板の価格相場

看板の価格相場イメージ

看板導入にかかる費用全体は主に以下3つの勘定科目によって決まってきます。

  1. デザイン料
  2. 制作費
  3. 設置施工費用

1. デザイン料の相場

看板製作会社のオプションとして依頼する他、デザイン事務所やフリーのデザイナーに頼む方法があります。一般的に会社の規模が大きくなるほど料金が高くなる傾向があります。

文字やロゴマークのみの一部デザインのみであれば数千円から、背景に柄や写真が入り、情報量が多いものは1万円~5万円ほど。デザイン性の強いオリジナルロゴマークなどの作成依頼の場合は、会社によりますが上記より少し割高な料金になるのが一般的です。

2. 制作費の相場

サイズや使用素材、種類によって大きく価格が変わってきます。代表的な種類の看板製作相場は以下の通りです。

  • パラペット看板: 4万円~10万
  • 壁面看板: 2万~20万
  • 袖看板: 3万~10万
  • スタンド看板: 5000円~20万
  • 電飾: 2万~10万
  • 木製: 1万~5万
  • バナー: 数千円~1万

3. 設置施工費用の相場

こちらも設置場所や設置する看板のサイズや種類、その他条件によって大きく価格が変動するため相場の出しにくい勘定科目です。特に屋外広告の場合は場所だけでなく設置する看板の素材やサイズ、構造によっては安全対策上のコストや撤去費用なども見込んだ費用を考える必要が出てきます。設置工事専門の複数の業者に見積もりを出してもらい比較検討するのがベストな方法でしょう。

様々な看板素材

使用する素材によっても大きく変わってくる看板制作費。選択肢の多さは看板広告の相場見積もりを分かりにくくする要因の一つでもあります。使用素材を事前検討することでこのデメリットを軽減し、用途や目的・予算によって柔軟に使い分けることのできる看板広告のメリットを最大限に活用しましょう。

以下に代表的な看板素材をまとめてみました。

パネル

  • アルミ複合版: 低価格/高耐久性/耐候性/軽量/加工性/屋内外
  • ステンレス板: 耐食性/耐熱性/加工性/強度/耐候性/屋内外
  • アクリル板: 加工性/デザイン性/軽量/屋内
  • 木版: デザイン性/オリジナル性/高級感/底耐候性/底耐食性/屋内

フレーム

  • 木製フレーム: 低価格/軽量/加工性/簡易性/屋内
  • 鉄骨フレーム: 高耐久性/大型看板
  • アルミフレーム: 低下価格/耐食性/軽量/加工性/多用途

シートタイプ

  • 塩ビシート: 耐水性/耐候性/加工性/光沢/多用途/屋内外
  • 電照シート: 低価格/電飾看板用
  • マグネットシート: 低価格/簡易性/パネルなしで利用可

インク

  • 溶剤インク: 耐候性/耐擦過性/高定着/塩ビ素材向き
  • UVインク: 耐久性/速乾性/多素材に利用可
  • 水性インク: 耐候性/高発色/屋内向き

看板を設置するときの注意点

看板設置時の注意点

製作した看板を設置するときに注意しなければならないのは関連する各種法令や行政への申請手続きです。国の法律の他に、設置する場所の自治体によっては景観に関する独自条例も関わってくるので、企画段階からよく下調べしてから実際の製作に移りましょう。

  1. 建築基準法 工作確認申請手続き: 看板の大きさが4mを超える場合は工作確認申請によって看板の構造審査を受けなければならないことが国の建築基準法で定められています。申請すると10日間ほどの確認日数が必要となります。
  2. 道路交通法 道路使用許可申請: 看板の設置作業に道路を利用する場合、事前の道路使用許可申請が道路交通法によって定められています。使用する道路の管轄警察署に申請手続きを行います。
  3. 道路法 道路占用許可申請手続き: 敷地から道路境界線を超えた看板を設置する場合は道路法で定められた道路占用許可申請の手続きを行わなければなりません。突出看板やテント看板など建物から突き出るタイプの看板を設置するときには留意しましょう。申請は各地自治体の道路管理者に行います。
  4. 屋外広告物条例 屋外広告物の許可申請(広告を設置する各自治体): 主に安全管理や景観保護の目的で各自治体が設けているのが屋外広告条例です。自治体ごとに規制が基準が異なるので、設置場所の自治体に相談しながら必要な許可申請手続きを行いましょう。

まとめ

看板広告は、大がかりなマスメディア広告の予算がなくても手軽に導入でき、目的やターゲットに合わせて柔軟に活用できる強力な集客・販促ツールです。

本記事でご紹介したように、看板にはさまざまな種類や設置場所、素材があり、得られる効果や費用相場も異なります。看板づくりで失敗しないためには、「誰に・何を・どう伝えたいか」という本来の目的を明確にし、自社の条件や予算に最適な形を選ぶことが成功の鍵となります。

また、実際の設置にあたっては、景観や安全を守るための法律(建築基準法や道路交通法など)や条例に基づく申請手続きが欠かせません。企画の段階から信頼できる専門業者としっかり相談し、安全第一で進めるようにしましょう。

まずは自社の目的に合った看板広告から小さく始め、効果を検証して育てていくことで、店舗の集客力アップや企業のブランド力向上に繋げていってください!